依頼者は高齢の夫婦を抱える息子さんです。
「家財処分に伴う不用品の移動」ということでお家へお伺いしました。

お伺いした次の日に市の回収業者が取りに来るとのこと。
作業としては、主に家の中から出された不要品を1階の駐車場まで運び入れることを行いました。

家の中の物を運ぶ際、玄関口から石階段を下りて物を運びます。作業は約2時間で終了。
運ぶ際に通る石階段は落ち葉などが目立ち手入れできていない状態です。

手入れできていない石階段を見て、昔に引き戻されました。

お客様との出会い

3年半前の話へさかのぼります。

今回作業させて頂いたお宅。
実は3年半前、まごころサポート高槻たんじょう店としてサービスを始めて間もないころに、ご主人さまから依頼を受けたのをきっかけに継続的にサポートをさせていただいておりました。
最初のご依頼は「玄関から1階に至る石階段の掃き掃除」でした。
石階段
ご依頼頂いた当時、ご主人さまは90歳を超えていた(今は95歳)のですが、とても快活で元気で、背が高くシャキッとされていて。とても90歳とは思えないお姿でした。

その後も多岐に渡りご依頼いただきました。

  • 定期的な石階段の清掃と、お庭の草抜き
  • お部屋一室のお片付けと物の処分(生前整理)
  • エアコンクリーニング
  • 2回のベランダのロッカーの解体と処分
  • 蜂の巣除去
  • ニトリへベッドを買いに行くための同行

継続的にご依頼を頂きながら、お付き合いさせていただいていました。

昨年夏ごろ、足を骨折して約半年ほど入院されていたそうです。その後年末に退院したものの介護が必要な状態に。奥様は認知症が進んでいて息子さんへのご負担が増す中で、今回ご依頼いただいたことを知りました。

石段を何度も往復して不用品の荷物を運び出していく。その最中落ち葉がいっぱいで手入れが出来ていない石階段の様子をみて、元気だったころのご主人さんの姿を思い出さずにはいられませんでした。
あの頃は玄関周りを綺麗にしたいという気持ちが強くあったのに、今はもうそこまで思う気持ち(気力)もなくなってしまったんだな…と少ししんみりとなりました。

息子さんからも、「まだまだ本人は元気ですよ」といったお声をいただけたこと、救いであり安心いたしました。

元気なうちに老後や死後について事前に考え、準備をしておくこと。『生前整理』大切さを改めて実感しました。
元気で意思もはっきりしている間に、生前整理進めておくことやどんなことでも協力する旨を息子さんにもお伝えいたしました。

元気なうちに生前整理を

家族「自分が亡くなった後子どもや家族に迷惑をかけたくない」
「迷惑かける前に自身で整理をしたい」
そういった気持ちをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

少子高齢化、核家族化が進む中、お子さんが独立し高齢者のみの世帯が増えています。
普段の身の回りの整理自体も困難になり、ご自分で納得して整理を行いたくとも、体力的に無理といった場合も多いかと思います。
子と親が一緒に整理することが必要となる場合もあるかと思いますが、ゆっくり親御さんのペースに合わせながら時間をとることはなかなか難しいのが現実ではないでしょうか。
今回ご依頼いただいた息子さんも一緒には住まれてはいないとのこと。

高齢者専用住宅などへの入居予定の方、元気なうちに家財の処分や整理を行いたい方、お子さんには負担をかけたくないと思っていらっしゃる方。身辺の整理を行う際、自分たちでどうにかしようと思うのではなく、うまくサポートしてくれる先を探すのも一つの選択肢かと思います。


生前整理のご相談はまごころサポート高槻たんじょう店にお任せください。 生前整理診断士など、専門知識や経験があるスタッフがサポートさせていただきます!
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